和室はいらない?それとも必要?|我が家が「畳コーナーのある部屋」にした理由

インテリア

「和室を作った方がいいのかどうか、本当に必要なのか正直わからない」「作った後で後悔したくない」家を新築するとき、和室を作るかどうかで悩まれる方は多いのではないでしょうか。

我が家も和室と洋室のどちらにするか悩みましたが、畳とフローリングを組み合わせたことで、多目的に使える使い勝手の良い部屋となりました。我が家の場合、5.5畳の部屋の中央に3畳分の半畳畳を配置し、その周囲をフローリングにしています。イメージとしては、部屋の中央に畳コーナーを設けたようなレイアウトです。

中途半端に思う方もいらっしゃるかも知れませんが、個人的には良かったと思っています。

こちらの記事では、和室を作るか悩まれている方に向けて、和室のメリット・デメリットや、我が家が「畳コーナーのある部屋」にたどり着いた理由をご紹介したいと思います。

同じように悩んでいる方に、我が家の選択が少しでもヒントになれば幸いです。ぜひ最後までご覧ください。

はじめに知っておきたい!「和室はいらない派」が敬遠する理由

和室がいらないと考える人の理由として多く挙げられるのが、ライフスタイルと合わないことです。畳のメンテナンスや家全体のインテリアとのバランスなど現実的な問題が大きく関わっています。

こちらでは、和室が敬遠される理由やデメリットをご紹介します。

メンテナンスの手間とコストの負担

畳は定期的な裏返し(3〜5年)、表替え(7〜8年)、新調(15年〜)が必要で、その都度費用と手間がかかります。障子や襖がある場合は、破れや汚れなどのメンテナンスも必要になり、維持管理が負担に感じてしまうことも。

スペースを有効活用したい

限られたスペースの中で、せっかくならLDKを広く使いたいという意見は、広さや開放感を求めているだけではなく、実際の生活スタイルに基づいていることが多いです。

和室を来客時や子どもの小さい時だけなど限定的な使い方しか想定できない場合は、作らないという選択肢もあるでしょう。用途を決めずに和室を設けたり、LDKから離れて独立した間取りにすると、使わない部屋となったり、物置スペースとなってしまう可能性が高くなります。

家族が一番長く過ごす場所でどう過ごしたいか、優先順位をつけて考えることが大切なポイントです。

インテリアのバランスと家具の配置の難しさ

家全体のインテリアによっては、テイストを合わせるのが難しい場合があります。リビング続きの和室の場合は、リビングの雰囲気との関係も考慮しながらインテリアを計画することがポイントとなります。

和室は畳や障子によって横のラインが強調される空間です。背の低い家具との相性が良い反面、背の高い家具を置くと縦のラインが強調され、家具が浮いて見えてしまうことも。また、畳の上に家具を長期間設置すると、へこみ跡が残り、畳が傷んでしまうこともあります。

それでもやっぱり欲しい!和室を取り入れる理由とメリット

ライフスタイルの変化により、新築で和室を設けない家庭が増えている一方で、若い世代から支持を集めているのが、和の要素を取り入れたデザインの和モダンな空間です。住環境研究所の「間取り実態調査」では、和室の採用率は減っているのに、畳コーナーは増加傾向にあるという調査結果もあります。

畳は子育てや家事において多目的に使えるスペースとして重宝するメリットもあります。こちらでは和室や畳スペースの良さ、メリットについてご紹介します。

多目的スペースとして活用

和室はさまざまな用途によって使い分けられることが大きなメリットです。客間や寝室として使えるだけでなく、洗濯物を畳む家事スペースや書斎など、ライフステージに合わせて多目的に活用できます。
子どもの遊び場やお昼寝スペースとしても使いやすく、家族構成や暮らし方の変化に柔軟に対応できるのが魅力です。

子育て時期に便利

赤ちゃんのお世話や寝かしつけのときに便利という意見が多く、また、子どもが小さなうちはキッズスペースとしても活用できることも大きな魅力です。畳はクッション性があるため、フローリングに比べて衝撃性の面で安心感があります。

子育て期間は重宝する部屋ですが、子どもが大きくなった時にどう使うかが、取り入れるかどうかのポイントになるでしょう。

畳のリラックス効果

畳の素材である、い草の香りを好まれる方は多いのではないでしょうか。い草に含まれる「フィトンチッド」などの成分には、心を落ち着かせる癒やし効果があると言われています。フローリングと違い、直接畳に寝転んだりできるため、リラックス効果も期待できるでしょう。

我が家が「畳コーナーのある部屋」にたどり着いた理由

我が家の「畳コーナーのある部屋」です。5.5畳の中央に半畳畳を敷き、周囲をフローリングにしました。入居から10年経った今も家族が日常的によく使う空間です。

畳がある部屋の使い勝手の良さと、フローリングの使いやすさを1つの空間で両立したい、そんな思いから、悩んだ末にたどり着いたのが「畳コーナーのある部屋」でした。

リビングに隣接している5.5畳の部屋の中央に半畳畳を6枚(3畳分)敷き、その周りをフローリングで囲むというスタイルです。和室か洋室かではなく、それぞれのいいところを活かせる方法はないかと考えた結果、この形にたどり着きました。

畳の上で横になりたい、でも家具も置きたい

畳の上で寝転んだり、洗濯物を畳んだりできるスペースが欲しいという思いから、当初は和室を検討していました。一方で日常的に使う家具を置くスペースも欲しく、フローリングの良さも捨てきれなかったのが理由です。畳では家具の配置が限られるため、畳の使い勝手の良さとフローリングの使いやすさを両立できないかと考えるようになりました。

使わない部屋となるのを避けたい

全面に畳を敷いた和室にすると使い道が限られ、いずれ使わなくなるかもしれないという懸念があったため、リビングと続きの部屋として計画し、多目的に使えるスペースにしました。

畳周辺のフローリングはリビングと同じ床色に合わせることで、空間につながりを持たせて、LDKの一部としても使えるようにしました。

将来の寝室や来客用としての予備スペースとして

将来どうなるかは分かりませんが、老後の寝室や、両親が泊まりに来た際の予備スペースとして使える部屋を確保しておきたいと考えていました。

リビング続きの部屋のため、リビングとの間に引き戸を設け、必要に応じて個室として使えるようにしています。

住んでみて実感した良かったところ

実際に暮らし始めて、フローリングと畳それぞれの良さを実感できています。「中途半端にならないか」「使わない部屋になってしまわないか」という不安もありましたが、10年経った今でも家族がくつろいだり、ストレッチしたり、時にはリモートワークの部屋として重宝しています。

跡を気にせず家具が置ける

和室の大きな悩みである「家具の跡」ですが、フローリング部分に家具を置くことで解決してくれます。畳は、重い家具を置くとどうしてもへこみ跡が残ってしまいますが、フローリング部分にこれらを配置することで、畳を傷める心配がありません。

直接寝転べる

やはり畳の上で直接寝転がれるのは良かった点の一つです。ちょっと休憩したい時に、直接座ったり寝転んだりできるスペースをつくっておいて正解でした。

フローリングと違い、気軽に床でくつろげるのは畳ならではの魅力です。寝転がって読書をしたり、ストレッチしたり、何気ない時間を過ごす場所となっています。

子どもの遊び場や家事などの多目的スペースとして

子どもが小さいうちはキッズスペースとして活躍していました。また、洗濯物を一時的に置いたり、座って畳んだりする家事スペースとしては今でも重宝しています。

子どもが大きくなってからは、リモートワークの部屋としても使用しています。1階にあることで、仕事の合間に家事ができることも良かった点です。

視覚的にリビングが広く見える

リビングと続き間の場合、フローリングの色に近い色の畳を選ぶと、床面の色調が同調し、視覚的にリビング全体が繋がったように見えるため、広く感じられるようになります。

我が家の選んだ畳は天然のい草でしたので、始めは若草色でしたが、経年変化で1年ほどで黄金色になり、フローリングとほぼ同色になりました。

樹脂製の畳なら、カラーバリエーションも豊富なため、様々な床の色に合わせることも可能です。
また、い草に比べてカビに強く水拭きも可能です。

まとめ

我が家では、畳の使い勝手のよさとフローリングの使いやすさを両立したいという思いから、結果としてこのような形となりました。

畳の上でくつろげる一方で、家具も気兼ねなく置け、リビングと一体的に使えるため、10年経った今でも家族が日常的に使う空間になっています。

和室と洋室のどちらにするか悩んでいる方にとって、我が家の事例が参考になりましたら幸いです。